18世紀の英国で生まれた審美的な理念で,英国式庭園を語る際の重要なキーワードです.

庭園においては,“絵画にそぐう風景”すなわち“絵になる風景”というのが“ピクチャレスクなもの”ということになります.

この理念に影響を与えたのは,当時のロマン主義とイタリアの風景画です.
クロード・ロランやニコラ・プッサンの描いた古代ローマやギリシャの空想的風景画に英国貴族たちが憧れ,
自分たちの庭にそれを再現して見せるというピクチャレスク趣味が英国式庭園発展のきっかけといえます.

(解説:筑波大学 芸術系 鈴木雅和教授)